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ロングランヒットとなった青春アクションエンタテインメント『ベイビーわるきゅーれ』のちさと役として大注目を集める熕ホあかり主演作!本作では、父の死をきっかけに腹違いの姉2人と初めて共同生活をすることになり、1人で抱え込みながらも、時に10代らしい天真爛漫さも見せる三女・音役を繊細に演じている。日本はコロナ禍で、ウクライナはロシア軍の侵攻でシェルター等で過ごすという、絶望感すら感じる今に奇しくもぴったりの題材だが、原作は、2004年上演の舞台。当時主演して、『カメラを止めるな!』の主人公の妻役で大ブレイクしたしゅはまはるみと舞台版の作・演出を担当し、本作の撮影監督を務めた長谷川朋史及び、映画『イソップの思うツボ』などに出演の藤田健彦が結成した自主映画制作ユニット「ルネシネマ」が、映画化を企画。しゅはまは長女・絢音と次女・花音の母役、藤田は三女・音が唯一本音を話せる八百屋の店主・耕三役で出演している。監督は大橋隆行。短編作品『押し入れ女の幸福』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭短編コンペティション部門の最優秀作品賞を受賞するなど、様々な映画祭において高く評価された日本映画界の気鋭が、「世界の終わり」でも大切なものを、瀬戸内を舞台に描いている。
彗星の衝突により人類の滅亡が数ヶ月後に迫った2020年。小学生だった1999年にノストラダムスの予言を信じ、家出をした長女・絢音と次女・花音と、その後生まれた腹違いの妹・音が、初めて一緒に生活することになる。絢音は、彗星の衝突を前にシェルターの個室の設計を担当しており、暴力によるシェルター強奪の危険と隣り合わせの日々。花音は、帰郷を機に、妻とうまくいっていない妻子持ちの小学校の同級生・良平と再会。音は、未成年ながらひょんなことから飲み会サークルと出会い、飲んだ帰りに花音が良平にキスするのを目撃。互いに踏み込めず、すれ違う三姉妹は、世界の終わりを前に、本当の家族になれるのか。
熕ホあかり 吹越ともみ 田中美晴 ミネオショウ 大須みづほ 森徠夢 武井美優 古矢航之介 三原哲郎 川辺純子 石橋征太郎 大田恵里圭 園山敬介 タカ海馬 荒井啓仁 舞木ひと美 古川照之 辺水アキカズ 藤田健彦 しゅはまはるみ
監督・脚本:大橋隆行 原作:とおいらいめい(2004 年上演舞台) 撮影監督:長谷川朋史 音楽:上久保汐李 企画・製作:ルネシネマ