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刑事ドラマの傑作「シグナル」の演技で百想芸術大賞の最優秀演技賞を受賞、1,000万人動員を記録した映画『10人の泥棒たち』、『国家が破産する日』への出演で国民的俳優の地位を確立したキム・ヘスが脚本を読んで出演を快諾。人生の崖っぷちに立ちながらも事件を追跡する刑事ヒョンスを演じている。そのヒョンスに手を差し伸べる事件の“声なき”目撃者を演じたのは、『パラサイト 半地下の家族』での怪演技も記憶に新しいイ・ジョンウン。意外にも本作が初共演となった2人のアンサンブルが、ドラマをより深みのあるものにしている。パク・チワン監督が長い時間を掛けて描き上げた繊細なオリジナル脚本に心を動かされた多くの映画人たちが賛同し、シナリオ初稿から8年を経て完成した本作は、長編デビュー作品にして、韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞で、『夏時間』『サムジンカンパニー1995』をおさえて〈映画部門 最優秀脚本賞〉に輝いた。また、韓国のアカデミー賞と呼ばれる第42回青龍映画賞でも新人監督賞を受賞している。事件の核となる失踪した少女セジン役を演じるのは、子役時代からその高い演技力が注目されていたノ・ジョンイ(「その年、私たちは」)。話題のドラマ「椿の花咲く頃」「愛の不時着」など出演する作品ごとに躍動感あふれる演技で魅せる実力派キム・ソニョンは主人公の友人ミンジョンを演じ、映画に温かみを加えている。また映画とドラマ、バラエティー番組にまで出演する多才な俳優イ・サンヨプがセジンの保護観察を担当した刑事ヒョンジェ役を熱演しているのも見逃せない!
台風が吹き荒れるある日の夜、遺書を残し離島の絶壁から身を投げた少女。休職を経て復帰した刑事ヒョンスは、少女の失踪を自殺として事務処理するため島に向かう。少女の保護を担当した元刑事、連絡が途絶えた少女の家族、少女を最後に目撃した聾唖の女、彼らを通じて少女がとある犯罪事件の重要参考人だった事実を知ったヒョンスは、たった一人孤独で苦悩していた少女の在りし日に胸を痛める。捜査を進めていくにつれ、自身の境遇と似ている少女の人生に感情移入するようになった彼女は次第に捜査に深入りして行く…。
キム・ヘス、イ・ジョンウン、ノ・ジョンイ、キム・ソニョン
監督・脚本:パク・チワン 製作:ワーナーブラザーズピクチャーズ 制作プロダクション:オスカー10 スタジオ、ストーリー・ポン