©2016,MEGABOX PLUS M & LUZ Y SONIDOS , ALL RIGHTS RESERVED
韓国のみならず、日本でも多くのファンを魅了する詩人尹東柱(1917~1945)。夢を抱いて日本の大学へ留学するも、治安維持法の疑いで逮捕され、祖国が解放される直前、27歳の若さで獄死。植民地統治下の朝鮮で、信仰と自然への慈しみを、禁じられていた母国語でひたむきに綴り、数多くの美しい詩を残した青年の清冽な人生を真摯に描いた伝記ドラマ。
主演は、ドラマ「ミセン -未生-」(14 )のエリート社員:チャン・ベッキ役で大ブレイクし、熱狂的に支持された大ヒットドラマ「麗 花萌ゆる8人の皇子たち」のカンペキすぎる第8皇子<ワン・ウク>役で、更なる人気を獲得したカン・ハヌル。人気・実力を兼ね備えたカン・ハヌルが、実在した悲劇の詩人の鮮烈な人生を熱演している! 監督は『王の男』『ソウォン 願い』のヒットメーカー、イ・ジュニク。
1917年北間島(ぷっかんど)の同じ家で生まれ育った、いとこ同士の尹東柱(ゆんどんじゅ)と宋夢奎(そんもんぎゅ)は中学を卒業すると共にソウルの延禧専門学校へ進学する。尹東柱は医者になってほしい父を説得して選んだ文学部への入学だった。二人は同級生姜処重(かんちょじゅん)やイ・ヨジンらと共に、夢奎の散文や東柱の詩を載せた同人誌を編集発行する。東柱はヨジンの紹介により、長年憧れていた鄭芝溶詩人に出会い、詩人になる夢をさらに膨らませる。1941年延禧専門学校を卒業した尹東柱は、日本への留学からやむなく創氏改名に応じ、一家は「平沼」姓となり、夢奎も「宋村」と創氏する。二人は揃って日本へ渡り、夢奎は京都帝京大学へ、東柱は東京の立教大学に入学するが、戦時体制の気風が厳しくなり後に京都の同志社大学に転学する。翌年、独立運動を主導した嫌疑により宋夢奎は逮捕され、帰郷しようとしていた尹東柱も捕らわれてしまう。
カン・ハヌル『20歳』『未生—ミセン(ドラマ)』/パク・チョンミン『オフィス』『応答せよ1988(ドラマ)』/キム・インウ『暗殺』/チェ・ヒソ『朴烈』
監督:イ・ジュニク『王の男』『ラジオスター』『ソウォン』『王の運命〜歴史を変えた七日間』脚本:シン・ヨンシク/撮影:チェ・ヨンジン/照明:イ・シヨン/録音:パン・スンミン/音楽:MOWG/美術:イ・ジェソン/衣装:チェ・ミヨン
ヘアメイク:ソン・ソウォン/編集:キム・ジョンフン/製作:シン・ヨンシク/プロデューサー:キム・ジヒョン/製作プロダクション:Luz y Sonidos
訳詩:「尹東柱詩集 空と風と星と詩」岩波文庫刊 金時鐘編訳