同世代の観客の心を射止めて大ヒット、共に成長してきた人気シリーズの最新作にして完結編が、遂に完成!
パリの大学生グザヴィエ(25歳)のバルセロナ留学時代をビビッドに綴った『スパニッシュ・アパートメント』(01)、社会人となったものの、足元が定まらない彼(30歳)の恋愛・人生模様を描いた『ロシアン・ドールズ』(05)。あれから10年。人生設計ズレまくりの40歳、グザヴィエの人生のままならなさと悪戦苦闘に、つい噴き出し、思わず共感し、またもドキドキ切なくなること必至!!
人生って予想外の展開ばかり。でも、だから面白い!
40歳になったグザヴィエは、妻ウェンディと2人の子供とパリに暮らし、小説家としてもまずまずの成功を収めていた。人生順風満帆……だったはずが、NY出張から戻ったウェンディに、向こうで好きな人ができたと告白され、呆然としたまま、いきなり別居。さらにウェンディは子供を連れてNYに移住すると言い出す。混乱したままグザヴィエは、行きたくないと渋る息子を「NYで暮らせるなんてツイてる」と説得する。ところが“制服のあるセレブ校”に子供たちを通わせると聞いた彼は大激怒。NYでレズビアンの恋人と暮らす友人イザベルを頼り、一路NYへ。小説のネタ探しも頭をかすめつつ、子供たちと一緒に過ごすため、自分もNYでしばらく暮らすことを決意する。だが、活気あふれる混沌のチャイナタウンにアパートを借りることになった彼の人生は、生活のために偽装結婚をしたり、イザベルの浮気に関わったりと、益々複雑になるばかり。そこへかつての恋人マルティーヌがNY出張にやってきて――。
ロマン・デュリス/オドレイ・トトゥ/セシル・ドゥ・フランス/ケリー・ライリー
監督・脚本:セドリック・クラピッシュ 撮影:ナターシャ・ブライエ
編集:アン=ソフィー・ビオン 音楽:ロイク・デュリー