遺灰は語る

遺灰は語る

わたしは見た。何を?

2023年6月23日(金)より
ヒューマントラストシネマ有楽町/新宿武蔵野館ほか
全国劇場公開作品
2022年ベルリン国際映画祭 国際映画批評家連盟賞
イタリア映画祭2023 オープニング作品

★ローマからシチリアへ。トラブル続きの旅のなか、遺灰が見たものは?
名匠タヴィアーニが、わずか90分に戦後史と人間の運命を凝縮した傑作。

『父/パードレ・パドローネ』『カオス・シチリア物語』『グッドモーニング・バビロン!』などで知られる世界的な名匠タヴィアーニ兄弟の現在91歳の弟パオロが初めて一人で監督(2018年に兄ヴィットリオは死去)。“遺灰”の旅は、熱情とユーモアを持って描かれ、イタリアの戦後史をも語る。そのモノクローム映像の美しさ、音楽の美しさ、ゆったりした語り。わずか90分に映画の豊かさが凝縮されている。

STORY

映画の主人公は、1936年に亡くなったノーベル賞作家ピランデッロの“遺灰”である。死に際し、「遺灰は故郷シチリアに」と遺言を残すが、時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をローマから手放さなかった。戦後、ようやく彼の遺灰が、故郷へ帰還することに。ところが、アメリカ軍の飛行機には搭乗拒否されるわ、はたまた遺灰が入った壺が忽然と消えるわ、次々にトラブルが…。遺灰はシチリアにたどり着けるのだろうか――?!

CAST

ファブリツィオ・フェッラカーネ マッテオ・ピッティルーティ ロベルト・エルリツカ(声)

STAFF

監督・脚本 パオロ・タヴィアーニ 『カオス・シチリア物語』『グッドモーニング・バビロン!』 音楽:ニコラ・ピオヴァーニ 撮影:パオロ・カルネーラ/シモーネ・ザンパーニ

RELEASE
  • <発売日>2023年12月6日(水)
  • <原題>Leonora Addio
  • <製作年度>2022年
  • <製作国>イタリア
  • <DVD仕様>モノクロ&カラー/本編90分/シネスコ/音声:イタリア語/日本語字幕/5.1ch/片面1層
  • <特典映像>劇場予告編
  • <品番>OED-10957
  • <価格>3,800円(税抜)
  • <発売元>ムヴィオラ
  • <販売元>オデッサ・エンタテインメント