©Transfax Film Productions

一度目は、結ばなかった。
二度目は、結べなかった。
三度目は、……。
靴ひもを結ぶ──
その動作が、ふたりの運命を変える。

2020年10月17日よりシアター・イメージフォーラム
ほか全国劇場公開作品

イスラエル・アカデミー賞2018　助演男優賞／
8部門ノミネート
ボストン・イスラエル映画祭2019/
ロサンゼルス・イスラエル映画祭2018/
バークシャー・ジューイッシュ映画祭2019
インディアナポリス・ジューイッシュ＆
イスラエル映画祭2019/
ボルチモア・ジューイッシュ映画祭2019
シアトル・ジューイッシュ映画祭2019/
アトランタ・ジューイッシュ映画祭2019/
香港・ジューイッシュ映画祭2019
観客賞受賞

お仕事とお昼ごはん、どっちも大事な息子と、いちどは家族を捨てた父親
社会とご近所さんに見守られ、新たな関係を築きはじめる……？

一度は家族を捨てた父親。息子との約30年ぶりの共同生活は、せつなくも愉快な発見の連続。完璧な人なんていないし、人はいくつになっても成長する―。
心揺さぶる親子の物語は絶賛を集め、本国イスラエルでは、アカデミー賞（Ophir賞）に８部門ノミネート！哀愁が滲む演技で観客の笑いと涙を誘った、父親役のドヴ・グリックマンは見事、助演男優賞に輝いている。更に、その感動は海を渡り、アメリカ各地の映画祭においても数多くの観客賞を受賞した。監督を務めたのは、ヤコブ・ゴールドヴァッサー。自らの生い立ちをもとに、居場所を探し求めるユダヤ人一家を描いた「Over the Ocean」（91）がアカデミー賞外国語映画賞イスラエル代表になるなど、人間ドラマの名匠として知られている。本作では、イスラエルで報道された実在の父子の臓器移植にまつわるエピソードが織り込まれ、複雑で普遍的な親子の愛憎を、予測のつかない展開で、優しさとユーモアたっぷりに描いている。監督自身も、障害を持つ息子の父親であり、テーマが身近であるだけに困難な挑戦だったが、映画を通して人々の障害に対する意識を変えたいという情熱が制作の原動力になったと語っている。