©Incognita Films ‒ TF1 Droits Audiovisuels
主人公はアンブル、カミーユ、イマド、シャルル、テュデュアルの5人の子どもたち。彼らに共通するのは、みな病気を患っているということ。治療を続けながらも、彼らは毎日を精一杯生きている。家族とのかけがえのない時間、学校で仲間たちと過ごすひと時。辛くて痛くて、泣きたくなることもある。けれど、彼らは次の瞬間、また新たな関心事や楽しみを見つけ出す。そんな子どもたちを、カメラは優しく、静かに見つめ続ける。
監督はフランスの女性ジャーナリスト、アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン。自身の娘を病気で亡くした過去を持つ。
自らの経験をもとに、子どもたちの持つ力を見事に映し出した本作は、フランスで23万人を動員する大ヒットを記録し、多くの人々の心を掴んだ。観客からは「子どもが病気であっても、親も子どもも幸せそうな姿に驚いた」「子どもたちはずっと笑っていて、とてもポジティブ。元気づけられた」と絶賛コメントが相次いだ。
伝統ある世界最大規模の子ども映画祭「ジッフォーニ映画祭」のGEx部門でも作品賞を受賞。
子どもから大人まで、世代を超えて愛される一作となった。子どもたちの発する言葉、そして生き方は、観る者を勇気づけ、パワーを与えてくれるに違いない。
アンブル/カミーユ/イマド/シャルル/テュデュアル
監督・脚本:アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン/プロデューサー:エドゥアー・ド・ヴェジンヌ/音楽:ロブ