©庄内キネマ製作委員会
山形県の日本海側、鶴岡市市立加茂水族館はかつて廃館寸前の水族館だった。だが、1990年代後半からくらげ展示に特化したことで人気を博し、今では、年間83万人を超える来館者を数える東北随一の人気水族館となっている。当地で映画製作を手掛ける、映画24区、まちづくり鶴岡、庄内映画村の3者共同プロジェクト「庄内キネマ製作委員会」第3作が本商品収録の映画『くらげとあの娘』であり、その映画音楽と加茂水族館で飼育するくらげ映像が「ゴンチチ音楽とくらげたち」である。
本作は、ゴンチチが奏でるアコースティック・ギター音楽のサウンドトラック。そこに加茂水族館のくらげ映像を重ねたヒーリング映像(27分)「ゴンチチ音楽とくらげたち」が大きな特長だ。映像と音楽はリピート再生が可能なので、ゴンチチ音楽と環境映像として使いたい。また、収録されているくらげの種類は21種。チャプター画面で呼び出すことも可能であり、動く「くらげ図鑑」として使うことも出来る。
【収録曲名】
1. 恋するくらげ 2. Floating Bell 3. エピローグ~くらげとあの娘 4. 暮らし 5. 思い出すこと 6. エピローグ~くらげとあの娘(Gtr only)
収録映画の原案は音楽ユニット:ゴンチチのチチ村松『私はクラゲになりたい』(河出書房新社刊)。
リニューアル前の茂水族館を舞台に、無気力だった飼育員の青年と謎の女性とのラブストーリーとして映画化された。監督・脚本は『バカバカンス』(2008)の宮田宗吉。主演は「花子とアン」「相棒 season 13 最終回2時間スペシャル 」等テレビドラマで活躍する宮平安春と『非・バランス』(2000年)で第23回ヨコハマ映画祭最優秀新⼈人賞を受賞した派谷恵美。
山形県にある鶴岡市立加茂水族館。くらげの飼育員である浩平(宮平安春)は「くらげになりたい」と呟きながら、どこか無気力な毎日を送っている。そんなある日、海辺で花束を海に投げ入れ、手を合わせる謎の女性、有希(派谷恵美)を見かける。彼女や職場の同僚たちとの出会いを通して、浩平の気持ちに少しづつ変化が訪れる…。くらげのようにユラユラと流されて生きていたい浩平に訪れる運命とは…。水族館のある小さな海辺の町で巻き起こる、可笑しくて愛おしい物語。
宮平安春 派谷恵美 杉山ひこひこ あがた森魚 山口美也子
プロデューサー:三谷一夫、丸山典由喜 原案:チチ村松「私はクラゲになりたい」(河出書房新書刊)
監督・脚本:宮田宗吉 音楽:ゴンチチ 撮影:馬場元