©2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
こちらはBlu-rayのアウターケース画像です。DVDジャケットのデザインとは異なります
スノッブでアヴァンギャルド、フレンチポップのレジェンドセルジュ・ゲンズブールのパートナー、娘という特異な環境下で家族の形を築いてきたふたりの女性。彼女たちはセレブリティの母と娘ということ以上に、1960-70年代と1980-90年代、ふたつの時代をセンセーショナルに彩ったシネマ&ファッションアイコンでもあった。シャルロットが監督デビューを果たした『ジェーンとシャルロット』は、母ジェーンがこれまで誰にも語ることのなかった娘たちへの想い、パブリックイメージとの狭間で感じた苦悩や後悔、最愛の娘ケイトを自死で失って以降の深い哀しみを、ふたりの間に流れる優しい時間の中に紡ぎだした貴重なドキュメンタリー。誰にも踏み込めなかった母と娘の真実の姿が、感動的に綴られている。《永遠のファッションアイコン》ジェーン・バーキンは2023年7月16日、76歳で逝去。本作が彼女の遺作となった。Blu-rayには、特典として90Pの豪華ブックレットを封入。
2018年、東京。シャルロット・ゲンズブールは、母であるジェーン・バーキンを見つめる撮影を開始した。これまで他者を前にしたときに付き纏う遠慮の様な感情が、母と娘の関係を歪なものにしてきた。自分たちの意思とは関係ないところで、距離を感じていた母娘。ジェーンがセルジュの元を離れ家を出て行った後、父の元で成長したシャルロットには、ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。3人の異父姉妹のこと、次女である自分より長女ケイトを愛していたのではという疑念、公人であり母であり女である彼女の半生とは一体どんなものだったのか。シャルロットはカメラのレンズを通して、初めて母親の真実と向き合うことになる。
ジェーン・バーキン シャルロット・ゲンズブール ジョー・アタル
監督・脚本: シャルロット・ゲンズブール 撮影: アドリアン・ベルトール 編集: ティアネス・モンタッシー / アンヌ・ベルソン 美術: ナタリー・カンギレム エンディングロール曲: 《私はあなたのために完璧でありたかった!Je voulais être une telle perfection pour toi!》ジェーン・バーキン