©2018「TANIZAKI TRIBUTE」製作委員会
近代日本文学の大文豪、谷崎潤一郎の膨大な数の作品の中から、3人の映画監督が自分たちの描きたい作品を選び、それらの作品を原案に3本の現代劇を制作する企画『TANIZAKI TRIBUTE』作品。
主演はグラビアでも活躍する女優・片山萌美。“魔性の足”を持つヒロイン“富美子”役を体当たりで熱演! “魔性の足”に狂わされる男たちを園子温監督作『冷たい熱帯魚』で数々の賞を受賞した日本を代表する怪優でんでん、そして若手演技派として数多くの映画、ドラマで活躍する淵上泰史(ex『ダブルミンツ』)が演じている。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017」で準グランプリを獲得したウエダアツシ監督が100年以上前の谷崎潤一郎の小説を大胆にアレンジし、現代に甦らせた!
豪邸で一人暮らしをしている孤独で傲慢な老人・塚越(でんでん)はデリヘルで見つけた富美子(片山萌美)を愛人にし、彼女の美しい足を偏愛することに悦びを感じる日々を送っている。対して、富美子は自らの“魔性の足”に狂わされる男達のせいで不遇の人生を歩んでおり、そんな人生から抜け出すために、塚越の遺産目的でいやいや働いているのだった。そんなある日、塚越はフィギュア作家である甥の野田(淵上泰史)に、富美子の足の等身大のフィギュアを作るように依頼する。野田は何体も何体もフィギュアを作るが、一向に塚越は満足しない。業を煮やした塚越は、「富美子の足を(理解するために)舐めろ!」と野田に命令するのだが…。
片山萌美 淵上泰史
武藤令子 山田真歩 福山翔大 / 田村泰二郎
でんでん
原案:「富美子の足」谷崎潤一郎
監督・脚本・編集:ウエダアツシ 脚本:平谷悦郎 楢原 拓
プロデューサー:佐藤友彦 共同プロデューサー:藤井宏二 小美野昌史
音楽:佐藤和生 撮影監督:松井宏樹 録音:伊藤裕規 美術:佐藤希