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『籠の中の乙女』(ヨルゴス・ランティモス監督)と『10 クローバーフィールド・レーン』(ダン・トラクテンバーグ監督)を掛け合わせたような、静かな狂気と恐怖を孕んだサイコロジカル・スリラー。ロンドン・フライトフェストやブルックリンホラー映画祭など世界各国の映画祭で上映されて賞賛を集め、オーランド映画祭では映画賞と主演男優賞を受賞。日本においても、2023年1月に開催された「未体験ゾーンの映画たち2023」で上映され、その中毒性の高い異様なテイストにハマる人が続出した。狂気の家族の主である“父”を演じるのは、『スターシップ・トゥルーパーズ』『アリータ:バトル・エンジェル』などの超大作でも存在感を放つ怪優キャスパー・ヴァン・ディーン。拉致され、一家の“娘”役を強いられる少女にヴィヴィアン・ゴー(「NCIS: ニューオーリンズ」)。その他、“母”役にエリーズ・ディン(『ウォッチメン』『スパイダーマン2』)、“弟”役にイアン・アレクサンダー(「THE OA」、「スター・トレック ディスカバリー」)とダイバーシティな俳優が顔を揃えている。16ミリフィルムで撮影されており、あえてレトロ調の画質に仕上げたシネマティックなテイストも見どころのひとつ。観る者に自由と真実の意味を問いかける衝撃作!
※本編に出現する映像・音声ノイズや、本編映像の四隅の丸みは演出上の意図です。
頭に被せられた布が取られた時、少女は自らが見知らぬ部屋でチェーンに繋がれ、監禁されている事に気付く。目の前で語りかけてくる誘拐犯の男。極限の恐怖の中でわかったのは、男がこの家における“父“であるということ、そして彼女にはその“娘”の役割が与えられたということ。家族に完璧な調和をもたらす“娘”として、彼女は新しい”父”と”母”と”弟”との生活を強いられる―。自由を奪われた彼女は”娘“役を上手く演じつつ、この狂った家族から何とか逃亡すべく、策を巡らす。しかしその先には、想像を遥かに超える絶望の闇が待ち受けていた…。
キャスパー・ヴァン・ディーン エリーズ・ディン ヴィヴィアン・ゴー イアン・アレクサンダー
監督・脚本:コリー・デション プロデュ ーサー:コリー・デション、ヴィヴィアン・ゴー 、ジェス・ヴ、トレーシー・ チデュパサム 撮影:ハナ・キタセイ 編集:コリー・デション、ニコラス・ラ ラ ビ ヨ ール 音楽:デビッド・ストローザー