将軍様のハリウッドへようこそ！
映画王国・北朝鮮に密着２年ー
“ちょっぴり本音”が見えるドキュメンタリー

2014年3月8日〜
シアター・イメージフォーラムほかにて全国公開！

朝鮮民主主義人民共和国―。首都ピョンヤンでは一糸乱れぬ軍人たちのパレードや市民総出の色鮮やかなマスゲームが繰り広げられ、片や国境付近では浮浪児たちが溢れ、脱北者が後を絶たない…あまりにも極端で不可解な国。
そんな北朝鮮において＜映画＞は、国家の思想を人民に定着させる重要な啓蒙ツール。
また「寅さん」好きだったと有名な故キム・ジョンイル将軍が映画制作に力を入れ、広大なオープンセットを持つ映画撮影所を建設。その映画を創る人々は全て公務員！
年間100本に迫る勢いで映画が企画され製作される北朝鮮〈映画〉界に初めて密着した貴重な記録!!

ドキュメンタリー映像作家リンとジェイムスは、北朝鮮＜映画＞界を取材する許可を“条件”付きで得る。
　１．撮影時には常に案内員が同行すること
　２．撮影された映像素材は全て、その撮影日に検閲に出すこと
取材対象は、ピョンヤン演劇映画大学で映画スターを夢見る若者たち、朝鮮芸術映画撮影所で新作を撮影するベテラン映画監督など、まさに将軍様のハリウッドを支える選ばれた人々！
親の反対を押し切り映画女優を目指すものの、ダンスとダイエットが苦手なぽっちゃり女子や、国民的映画監督と女優を両親に持つ演技下手の二世、国家事業でエキストラ出演する朝鮮人民軍の若い兵士とおじさん監督の世代間ギャップなど…。
カメラはどの国にもあるような風景と、それぞれの人間らしい姿を映し出す！