カレンダー・ガールズは、2005年からフロリダ南西部の人々の心をつかんできたチア・ダンスチーム。多くはリタイアした女性たちで、ほとんどがダンス未経験。周囲の目線を気にしつつも、それをはねのけてやりたいことを追求する彼女たちの姿は、<シニア女性>であることへの挑戦とも言える。女たちの体形はさまざまで、もちろん皺もある。しかし豪華な髪飾りとキラキラのメイク、超ミニ・スカートで思いっきりダンスを披露する姿に、見る人はまちがいなく魅了されるはず!監督のマリア・ルーフヴードとローヴェ・マルティンセンはスウェーデン出身。初長編監督作である本作で、2022年フォートマイヤーズ映画祭(米)最優秀ドキュメンタリー賞、2022年サウスサイド映画祭(米)最優秀作品賞、2022年(第40回)ベルガモ・フィルム・ミーティング(伊)最優秀ドキュメンタリー賞等受賞など高い評価を得ている。また、2022年サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門でプレミア上映された他、2022年Hot Docs カナディアン国際ドキュメンタリー映画祭など世界各地の映画祭で上映されている。
教会やパーティーに呼ばれれば魔法のトナカイに。空軍の同窓会ではピンクのユニコーンに。高齢者施設ではゾンビに!彼女たちはフロリダで最もアツいシニア女性だけのチア・ダンスチーム<カレンダー・ガールズ>!年間100回以上もの公演を行い、週に3回の練習をこなし、自分たちで振付けし衣装も作る!パワフルで前向き、おしゃれ大好きな彼女たちのダンスの裏には、持病との闘い、夫の無理解、服役していた過去を持つメンバー、老いとの向き合い…それぞれの女性の過酷なバックグラウンドがあった。みんな、何かしら大変なことはあるけれど、互いに励まし合い、全力でサポートし合う。好奇心と探求心、創作意欲にまっすぐな彼女たちの、友情と連帯、夢とユーモアいっぱいの“青春物語”が今、始まる‼
カレンダー・ガールズ
監督:マリア・ルーフヴード&ローヴェ・マルティンセン