©2018 Why Not Production
監督・主演は、フランスの名匠フィリップ・ガレルの息子で、俳優としてセザール賞に4度ノミネート、1度受賞したルイ・ガレル。ベルナルド・ベルトルッチ、ジェーン・バーキン、クリストフ・オノレやジャック・ドワイヨンら世界のカルチャーを担うアーティストたちに愛されてきた、名実ともにフランス映画界きってのサラブレッドだ。二人の女性からのどんな理不尽な要求も受け入れてしまうアベルを、「何度も生まれ変わる“いたいけな人”をイメージしました。降りかかる災難をすべて楽しんでしまう人」と解釈したと語り、全女性をくすっと笑わせ、心を和ませてくれる、愛されキャラの主人公に作り上げた。マリアンヌには、実生活でもルイ・ガレルのパートナーであるレティシア・カスタ。ヴィクトリアズ・シークレットをはじめ100以上の雑誌のカヴァーを飾り、ラルフ・ローレンやイヴ・サンローランなどハイブランドのモデルとして絶大な人気を誇り、その時代を象徴する美女を選んで作られ、フランス全土の市庁舎に設置されるマリアンヌ像のモデルにもなった女優だ。また、妖艶な大人の魅惑を放つマリアンヌに対し、天使と小悪魔の両極端の魅力でアベルを翻弄するエヴには、今や世界の若者たちのカルチャーアイコンとなったリリー=ローズ・デップ。いわずと知れたジョニー・デップとヴァネッサ・パラディの愛娘で、シャネルのモデルとしても活躍中。本作では初恋のときめきとあやうさを鮮烈に演じ切った。最新モードとトラッドを絶妙に織り交ぜた、エレガントなパリジェンヌファッションも見逃せない!
ジャーナリストの青年アベルは、3年間同棲したマリアンヌから妊娠を告げられ喜ぶが、それもつかの間、父親は友人のポールであることから別れを切り出される。数年後、ポールの葬儀でアベルはマリアンヌと再会。同時にポールの妹エヴからも思いを告白される。ふたりの女性と、さらにマリアンヌの美しい息子にも翻弄され…
ルイ・ガレル/レティシア・カスタ/リリー=ローズ・デップ/ジョゼフ・エンゲル
監督:ルイ・ガレル/脚本:ジャン=クロード・カリエール、ルイ・ガレル/撮影監督:イリーナ・リュプチャンスキー/編集:ジョエル・アッシュ