©2016「秋の理由」製作委員会
編集者の宮本守役には、石井隆監督の一連の作品や『北のカナリアたち』『百円の恋』『さらばあぶない刑事』などに出演している伊藤洋三郎。作家の村岡正夫役には、「ピンク映画四天王」のひとりであり、昨年18年ぶりの監督作『バット・オンリー・ラヴ』で話題になった佐野和宏。ヒロインのミク役には、舞台のみならず映画『おとぎ話みたい』などで実力を伸ばし、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主要キャストとしても人気を集めた趣里。そして村岡の妻美咲を演じるのは、数多くの名作に出演し、国際的に評価されている演技派女優・寺島しのぶ。
実力派俳優の豪華競演により、心に染みる珠玉の傑作が誕生した!
宮本守は本の編集者。友人の村岡正夫は作家。代表作『秋の理由』以降、小説を発表していない。精神的な不調から声が出なくなり、筆談器を使っている。宮本は村岡の才能を信じ、彼の新作を出すことを願っている。そして実は、村岡の妻美咲のことが好きなのである。宮本の前に『秋の理由』を何回も読んだというミクがあらわれる。ミクは『秋の理由』のヒロインに似ていて、宮本の心を読むことができる。宮本は美咲への思いをはっきりと自覚する。その一方で、美咲と村岡の関係は険悪になってきている。村岡は書けないことの苦悩から、正気と狂気のあいだを揺れ動き、自分のそばに宮本がいることを苦痛に感じて、宮本にそれを言ってしまう。宮本は怒りを爆発させる。村岡に、自分に、そしてこの世界のあり方に。
伊藤洋三郎 佐野和宏 趣里 寺島しのぶ
安藤朋子 木村文洋 小原早織 吉野晶 安部智凛 正木佐和 佐藤楓恋 岡本優里
佐藤寿保 瀬々敬久 サトウトシキ いまおかしんじ
監督=福間健二 脚本=福間健二・高田亮 撮影=鈴木一博 録音・音響=小川武 編集=秦岳志 音楽・宣伝美術=清岡秀哉 記録=田中小鈴
ヘアメイク=浅野加奈 助監督=森山茂雄 制作担当=酒井識人 プロデューサー=福間恵子・小林良二