うかうかと終焉

うかうかと終焉

さよならだけど、さよならじゃない。

2023年10月13日(金)よりテアトル新宿ほか
全国劇場公開

廃寮となる木造学生寮。
共に過ごした仲間たちの最後の5日間の物語。

大田雄史監督の長編デビュー作となる本作は、監督が結成した社会人演劇ユニット、芝熊(shiba-kuma)の旗揚げ作品として出口明と共同執筆した戯曲が原作。戯曲は錚々たる演劇人が審査員を務めた、第23回日本劇作家協会新人戯曲賞で新人戯曲賞を受賞。若者の心をとらえた舞台は学生劇団を中心に上演されている。大田監督は京都大学在学中に京大公認の演劇サークル劇団ケッペキに所属。NHKエンタープライズ入社後に手がけた「若冲vs北斎~夢の天才対決~」(NHK BS プレミアム)で第35回ATP賞優秀賞、ヤングクリエーターを励ます賞経産大臣奨励賞(最優秀賞)を受賞するなど第一線で活躍している。そんな中、母校の学生自治寮“吉田寮”などをモチーフに自身の青春時代を重ねた思い入れのある同名戯曲の映画化が企画され、大田監督自らの手で映画用に脚本を作り直した。本作のW主演の一人、西島伸太郎役には、「高一ミスターコン2019」及び「男子高生ミスターコン2019」でWグランプリ受賞の快挙を成し遂げ、日本テレビ系列ZIP!朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の公開オーディションで主演を勝ちとった期待の新鋭、西岡星汰。そして、もう一人の主人公、美濃部軍平役には初主演映画『野球部員、演劇の舞台に立つ!』、『ゾッキ』、Netflix「今際の国のアリス」など数多くの話題作に出演する若手実力派俳優、渡辺佑太朗。児玉香奈枝役には、テレビドラマ「やんごとなき一族」等に出演する注目の女優、松本妃代。前野中吉役には、「王様に捧ぐ薬指」「ブギウギ」に出演するなど活躍が目覚ましい三浦獠太。渡辺美月役に、モデルとしても活動する現役女子大生、乃中瑞生。村井均役を「下克上球児」等に出演の注目の若手俳優、中山翔貴が好演。1,000人以上もの応募者からオーディションで選ばれた物語の主軸となるフレッシュな若手6人が躍動する‼

STORY

街なかを自転車で走り抜ける若いビジネスマン、西島伸太郎。空き地を見つけると、つい自転車を止めスマホで写真を撮る空き地マニア。スマホの写真を確認する中で一つの写真に手が止まる。時は遡り5年前。5日後に取り壊しが決まっている古い学生寮の1室。麻雀をする美濃部軍平、児玉香奈枝、前野中吉、渡辺美月と興味なさそうに本を読む伸太郎。その日は美月の退寮記念の麻雀大会だった。翌日は児玉が、その次の日は中吉が寮を出ることが決まっており、一番年上の10回生・美濃部を中心とした仲の良い5人はそれぞれ、恋愛、卒業後の人生、それまでの学生生活、寮でのできごとなど後悔や悩みを抱えながら最後の日々を送る。皆、伝統にならい、寮の壁に想いをこめた落書きをしたため寮を去っていった。そして、最後まで残った美濃部と伸太郎は――。

CAST

西岡星汰 渡辺佑太朗 松本妃代 三浦獠太 乃中瑞生 中山翔貴 中村無何有 コウメ太夫 後藤剛範 森下能幸 池谷のぶえ 前野朋哉 草村礼子 平泉成

STAFF

原作:『うかうかと終焉』第23回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞作 監督・脚本:大田雄史 音楽:上田壮一 プロデューサー:杉浦美奈子 企画協力:田窪桜子 撮影:春木康輔 照明:高崎信 美術:畠山和久 録音:島津未来介 衣裳:岡本華菜子 企画・制作:ゴールデンツリー株式会社

RELEASE
  • <発売日>2024年12月4日(水)
  • <製作年度>2023年
  • <製作国>日本
  • <DVD仕様>カラー/本編87分+特典映像約35分/シネスコ(2.35:1)/音声:日本語/ドルビーデジタル5.1ch/片面1層
  • <特典映像>劇場予告編・完成披露舞台挨拶
  • <品番>OED-11053
  • <価格>4,000円(税抜)
  • <発売・販売元>ゴールデンツリー
  • <販売代理>オデッサ・エンタテインメント