多くの映画ファンに惜しまれつつこの世を去った名優・原田芳雄。
彼がかねてから温めてきたという、船戸与一の短編小説「夏の渦」(短編集『新宿、夏の死』)の映画化作品。
発表当時から熱狂的なファンを生みつつも、登場人物の殆どがニューハーフもしくはゲイの為、日本での映画化は不可能と云われてきた傑作小説が、最高のキャスト&スタッフにより見事に映像化された。
製作は『月はどっちに出ている』『KT』『パッチギ!』『フラガール』他、多くの傑作を創りだしたプロデューサー、李鳳宇。
『パッチギ!』『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀脚本賞をはじめ数々の賞を獲得した羽原大介が脚本を担当。
監督は、永きに渡って井筒和幸監督や崔洋一監督の作品の演出部として、数々の傑作の誕生を側で支えてきた武正晴。
コミカルな展開ながらも、マイノリティに対する温かい視線を感じる、深い人間ドラマに仕上がっている。
山本太郎、中村ゆり、高橋和也、齋賀正和、池原 猛、小野賢章、大橋一三、
入口夕布、高岡早紀、浜田 晃、藤田弓子
監督:武 正晴『カフェソウル』 脚本:羽原大介、李 鳳宇
原作:船戸与一「夏の渦」(『新宿・夏の死』 文春文庫より)
エグゼクティブ・プロデューサー:李 鳳宇 企画:原田芳雄 プロデューサー:成 宏基
アソシエイト・プロデューサー:豊田 剛 撮影:鍋島淳裕 照明:三重野聖一郎
録音:小宮 元 編集:木村 悦子
装飾:松田 光畝 スタイリスト:浜井貴子 ヘアメイク:鷲田知樹
音楽:MOWG スチール:石井孝典
製作:映画『EDEN』フィルムパートナーズ
企画・制作プロダクション:SUMOMO