1941年、ナチ占領下のフランスの街で1人のドイツ将校が暗殺される。ヒトラーは即座に、報復として、収容所のフランス人150名の銃殺を命令。
過度な報復に危険を感じたパリ司令部のドイツ軍人たちはヒトラーの命令を回避しようとするが、時は刻々と過ぎ、政治犯が多く囚われているシャトーブリアン郡の収容所から人質が選ばれる。その中に、まだ17歳の少年ギィ・モケがいた…。
収容所のフランス人たち、困難に直面したドイツ軍人やフランスの行政官、銃殺を命じられたドイツ兵らの重層的なドラマを、感傷の入る余地のない速度で進めていく透徹した演出で描き、観る者の心に深く訴えかける!
レオ=ポール・サルマン/マルク・バルベ(『最後のマイ・ウェイ』)/ウルリッヒ・マテス(『ヒトラー〜最後の12日間〜』)
アリエル・ドンバール(『サガン 悲しみよ、こんにちは』)/ジャン=ピエール・ダルッサン(『ル・アーヴルの靴みがき』)
監督・脚本:フォルカー・シュレンドルフ(『ブリキの太鼓』『セールスマンの死』)
撮影監督:ルボミール・バックチェフ(『パリ、恋人たちの2日間』)/編集:スザンネ・ハルトマン
音楽:ブリュノ・クレ(『WATARIDORI』『オーシャンズ』)/美術:ステファーヌ・マケドンスキ/衣裳:アニエス・ノデン