ケナは韓国が嫌いで

ケナは韓国が嫌いで

ここから抜け出すことにした。

2025年3月7日よりヒューマントラストシネマ有楽町/
新宿武蔵野館ほか全国劇場公開作品
第28回釜山国際映画祭 オープニング作品
第45回青龍映画賞 コ・アソン 主演女優賞ノミネート/
チュ・ジョンヒョク 新人男優賞ノミネート

★仕事、恋人、家族、故郷  すべてを手放し、自分の幸せを求めて―
「82年生まれ、キム・ジヨン」に続くベストセラー小説、待望の映画化

現代の韓国社会を舞台に、生まれ育った場所で生きづらさを抱える女性が、海外で人生を模索する姿を描いた『ケナは韓国が嫌いで』。大ベストセラー小説「82年生まれ、キム・ジヨン」と同じ出版社から「今日の若い作家」シリーズとして2015年に刊行され、同じくベストセラーとなった小説「韓国が嫌いで」を原作に、韓国の若者が直面する現実を映し出す。原作者は、元新聞記者で、社会批評からSFまで幅広い作品で知られる作家チャン・ガンミョン。国家情報院の世論操作事件を題材にした小説「コメント部隊」も映画化され、今年日本でも公開された。監督は「第2のホン・サンス」や「韓国の是枝裕和」と称され、世界から注目を集めるチャン・ゴンジェ。奈良県を舞台にした映画『ひと夏のファンタジア』(15年/プロデュース:河瀨直美)でも知られる。この作品でも一人の女性の成長を生き生きと映し出し、日本公開時には熱狂的なファンを生んだ。主人公ケナを演じるのは、ポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物-』に中学生の娘役で出演し、天才子役として鮮烈な印象を残したコ・アソン。本作では韓国とニュージーランドの2か国を跨ぎ、人生に葛藤する30歳前後の女性を等身大で体現している。また、ケナと同じ時期に韓国へ留学し、かけがえのない友人となるジェイン役には、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」でクォン・ミヌ役を務め、一気に知名度を上げたチュ・ジョンヒョク。2025年1月にはTBSのスペシャル新春ドラマ『スロウトレイン』(脚本:野木亜希子)で、松たか子、多部未華子、松坂桃李、星野源らと共演。日本ドラマデビューを果たし、さらなる注目が期待される、いままさに旬の俳優だ。

STORY

ソウル郊外で両親と妹と共に暮らす28歳のケナ(コ・アソン)。大学を卒業後、金融会社に就職し、毎日片道2時間かけてソウル市内の会社に通勤している。仕事には関心がなく、上層部の顔色を伺う上司に辟易する日々。大学時代から長く付き合っている恋人のジミョン(キム・ウギョム)は、外国に行きたいと口にするケナに「自分が就職したら支える」と告げるが、ピントのずれた話をしがちなジミョンにケナは苛立つ。ケナは、ジミョンの家族との関係にも居心地の悪さを感じていた。だが、ケナの母は裕福な家庭で育ったジミョンとの結婚を待ち望み、折に触れて急かす。そればかりか、新しい部屋を購入するための費用もケナに出すように迫る。ケナが家族と暮らす小さな団地は老朽化が進み、再開発が予定されていた。地獄のような通勤、興味のない仕事、恋人との不透明な未来、古い価値観を押しつけてくる家族との息の詰まる日々ーー。「自分には落ち度がないのに、ここでは幸せになれない」。ケナは、韓国を抜け出すことを決意する。

CAST

コ・アソン チュ・ジョンヒョク キム・ウギョム イ・サンヒ オ・ミンエ パク・スンヒョン

STAFF

監督・脚本:チャン・ゴンジェ

RELEASE
  • <発売日>2025年10月3日(金)
  • <原題>한국이 싫어서
  • <製作年度>2024年
  • <製作国>韓国
  • <DVD仕様>カラー/本編107分/シネスコ/ドルビーデジタル5.1ch/韓国語・英語/日本語字幕/片面1層
  • <特典映像>劇場予告編
  • <品番>OED-11113
  • <価格>4,000円(税抜)
  • <発売元>アニモプロデュース
  • <販売元>オデッサ・エンタテインメント