©2018「ばあばは、だいじょうぶ」製作委員会
主演はドラマ・CM・バラエティと幅広いジャンルで活躍を続ける天才子役・寺田心。認知症になってしまった大好きなおばあちゃんの姿を見つめる小学生の孫を、圧倒的な演技力で見事に演じ切っている。
監督は『キセキの葉書』(主演:鈴木紗理奈)が国内外で高く評価されたジャッキー・ウー。2018年12月、イタリアで開催された「ミラノ国際映画祭」での上映後には、スタンディングオベーションが巻き起こり、最年少主演男優賞賞(寺田心)、最優秀監督賞(ジャッキー・ウー)のW受賞の快挙を達成!日本でも様々なメディアに取り上げられた。
ばあば役には、60年以上のキャリアを持つ冨士眞奈美。家族に愛される優しい祖母が、認知症により少しずつ変わっていく姿を、鬼気迫る演技で表現している。また日本を代表する名バイプレイヤーの平泉成が、認知症の妻を持つ近所の世話好きの老人役として脇を固めている。
原作は、小学生だけでなく、大人も泣いた10万部以上のベストセラー絵本「ばあばは、だいじょうぶ」(原作:楠章子/挿絵:いしいつとむ)。第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書・小学校低学年の部(2017)に選ばれ、第3回「児童ペン賞」童話賞(2017)を受賞している。
ちょっと弱虫な小学生の翼(寺田心)は、喜寿を迎えたばあば(冨士眞奈美)、おとうさん(内田裕也)、おかあさん(松田陽子)と4人暮らし。翼は、ばあばのことが大好きだ。何かくじけそうになると、ばあばのところに行って、話を聞いてもらう。そんな時、ばあばは、必ず「だいじょうぶだよ」と言ってくれる。学校でいじめられても、ばあばが助けてくれた。そんな優しいばあばが少しずつ変わっていく。同じ質問を何度も繰り返すようになり、得意だった編み物ができなくなる。ばあばは「わすれてしまう病気(認知症)」になってしまったのだ。怒り出したり、大切にしていた庭の植物を枯らしてしまったり、翼のために作ったジャムを一人で食べてしまったり……。翼はなんだか怖くなって、近寄らなくなってしまった。そんなある日、ばあばは、靴も履かないで家を出たきり、いなくなってしまった。「ばあば、どこへ行ってしまったの?」やがて、翼は、ばあばの秘密を知る……。
冨士眞奈美 寺田 心 平泉成 松田陽子・内田裕也/土屋貴子・久保寺淳・小暮智美・金内真弓・金島清史・真上沙剣・板倉佳司
原作:楠 章子「ばあばは、だいじょうぶ」(童心社刊)/監督:ジャッキー・ウー /企画・プロデュース:新田博邦/脚本:仁瀬由深/音楽:田中和音/撮影監督・編集:小美野昌史/プロデューサー:田中佐知彦/ゼネラル・プロデューサー:いとうなな/企画・制作:ミューズ・プランニング/製作:グローバルジャパン